北海道新幹線開業時の青函トンネルの貨物すれ違いを回避の方針

北海道新幹線が開業すると、青函トンネルを含む一部の区間は新幹線だけでなく在来線の貨物列車も走ることになっていますが、すれ違い時の風圧の影響で新幹線の最高速度を260kmから在来線並みの140kmに制限する必要があるということが以前から問題となっていました。260km の新幹線と貨物列車がすれ違うと風圧により貨物列車が脱線する可能性があるためです。

読売新聞の記事によると、貨物列車とのすれ違い自体をダイヤで回避するようです。

北海道新幹線と貨物列車がすれ違う際の安全確保をめぐる問題で、国が貨物の運行ダイヤを調整して、すれ違いを回避する方向で検討していることが2日分かった。三村知事が同日の県議会代表質問で明らかにした。ただ、ダイヤ調整の難しい便もあり、2015年度の開業後しばらくは、一部の新幹線で低速走行を強いられそうだ。

 すれ違いの共用走行となるのは、青函トンネル(54キロ)を含む82キロ。国土交通省が昨年2月、5000億円超で別トンネルを設置するなどの解決策の試案を示したが、県が反発していた。 (以下略)

(2011年3月3日 読売新聞)

新幹線の本数が1時間あたり2本程度と考えると、速度に差がある新幹線と貨物列車を交互に通すようなダイヤは難しいでしょう。夜間に貨物列車を集中して通す場合も、夜間の保守作業への影響から時間は限られます。また荷主の希望する時間・リードタイムを確保できなくなる恐れもあります。実際にダイヤを調整しても 260km 運転できる新幹線は限られることになるようです。

別トンネルを掘るのはさすがに無理と思いますが、トンネルの前後に待避施設を作るなどは可能でしょうから、高速な貨車の導入など様々な方式を組み合わせて欲しいと思います。

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