JX仙台からの石油輸送が9月7日から再開・根岸からの出荷が終了
東日本大震災による津波で被害を受けた JX 日鉱日石エネルギー仙台製油所からの石油製品の鉄道輸送が1年半ぶりに再開されました。
仙台臨海鉄道は仙台港から陸前山王駅まで全面復旧となります。すでに 7日より運行が再開されたとのこと。12日には記念式典が行なわれる予定となっています。
河北新報 東北のニュース/JX 鉄道輸送きょう再開 「仙台臨海」全支線が復旧によれば、当面の石油製品輸送は、仙台北港-盛岡貨物ターミナル間で1日2往復、仙台北港-郡山間で1往復する。
とのこと。
また、今回の出荷再開に伴い、JX根岸製油所から郡山、および、盛岡貨物ターミナルへの出荷が9月6日の 9073列車をもって終了しました。
上越線・羽越線・磐越西線を経由指定輸送されていたとき「命の列車」とまで呼ばれてニュースにも取り上げられましたが、その後東北本線経由となり運行されていました。
その後は話題になることもなく、ひっそりとした幕切れとなりましたが、1年半のあいだ、東北の生活を支えたことになります。関係者の皆さんの努力には敬意を表したいと思います。
なお、前述の河北新報の記事によれば、日本製紙石巻工場の生産回復に伴い、10月9日より、貨物石巻港-陸前山下間で運行を再開するそうです。
震災で休止中のJR貨物石巻港-仙石線陸前山下間(石巻市、1.5キロ)は、日本製紙石巻工場の生産回復に伴い、10月9日に運行を再開する。当面は1日3往復で、2往復は紙製品を輸送し、1往復は災害廃棄物(がれき)専用列車とする。
今後はがれき輸送列車もわだいになってくると思います。